2018 12.15 Sat

お不動様のリフォームです

町の重要文化財にも指定されている御不動様のリフォームをさせていただきました。

かなり古い木彫の御不動様が五体いらっしゃるのですが、建物を建てた当時の保存のためのケースがはめ込み式のためせっかくの御不動様を拝めないという状態でした。

建物も古くかなり痛んでいたので、全体のリフォームとなりました。

床が沈んで15cmも水平が取れていなかったため、水平にする作業から入ります。

水平が出たら、型枠を組んでコンクリートで束石状にします。

型枠を外します。

最後に仕上げとしてモルタル上塗りで綺麗にします。

まるで磨いた?石の様になります。

若いですが、腕のいい職人です。

土壁に漆喰という昔ながらの壁ですが、震災と経年劣化の影響で崩れていました。

前の住職さんが器用な方で、ご自分で白い鉄板を貼っていましたが、中で崩れた壁に耐え切れなくて歪んだり、隙間から土が出てきている状態でした。

大工作業で胴縁等下地作業をして、防水シートをはります。

壁材を貼りますが、雰囲気に合ったものを選びます。

廊下もガルバリゥム鋼鈑で木目調のものを貼りました。

屋根の大工作業です。

軒天、破風が痛んでいました。

塗装作業です。

軒天部分は表しの状態になっていますので、その状態を活かします。

当時、砥の粉を塗っていたみたいです。

それも味があるのでしょうが、何せ年数が経ちすぎていて劣化は否めません。

砥の粉を取り、灰汁抜き漂白をして下地を作り、塗装に入ります。

最後にお不動様です。

今までは正面に板が嵌めてあり、お姿を拝見することが出来ませんでした。

その板を外すと素晴らしい木彫の御不動様が。

感動です。

移動の際チラッと見たのですが、天保何年とか書かれてました。

これからは常時拝見出来るように強化ガラス貼りのケースを製作しました。

こちらが、内部の全体像です。

施主様は旦那様が亡くなられてから、一人何十年とで守ってこられました。

建物も治り、何よりも今までお目にかかれなかった御不動様を毎日ご覧になられるということで、長年の念願が叶ったと涙して喜ばれていました。

 

住宅リフォームもそうですが、お客様に喜んでいただける仕事を今後も精進してやっていきたいと思います。

最後に、お礼ということで、お守りと数珠をいただきました。

本当にありがとうございました。

 

 

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